こよみすと 歴史散歩001. 〜松平頼重〜(水戸黄門のお兄ちゃん)

こんにちは!

こよみすと プロデューサーの藤野です。

気学や風水好きな女性たちのために、
「こよみすと 」と言うプログラムを整え、
さらに歴史好きな男性にも、是非に、
この「こよみすと 」を広めたいと思っています。
 

「暦」に即した生活を送るようになると、
すぐに思い浮かぶのは「盆・暮・正月」と言うものでしょうが、
そういう特別な日ではない、
普通〜の毎日の中にも、
今までは気付かなかった様々な関心・興味が
続々と沸き起こってくるのです。

 
自然、歴史や文化にも明るくなります。

さて、こよみすと の皆さんが大好きなパワースポットが、
オフィス(広尾)のすぐ近く、白金にあります。


その広大な敷地は、と言うと
白金台にある国立科学博物館附属自然教育園。
http://www.ins.kahaku.go.jp/userguide/access/index.html

都心の真ん中にある「自然の森」といった場所なのですが。。。

一緒に行った受講生さんたちは、
「自然教育園」と言う事もあり、
花々や、草木を観察して、触れて、
あるいは、蝶や虫たちをみて、
まさに、その季節の「暦と自然」を満喫なさっているんです。

まさに、スタンダードな暦生活そのもの。

いや、しかし!


女性達は誰も興味を示さないけれども、
蝶より、花より、団子より!!

もっと見るべきものがあるだろう!!

 
というわけで、
今日は、水戸黄門のお兄さんのお話しです。。。

↓↓↓

江戸時代 高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷

松平 頼重(まつだいら よりしげ)1622〜1695
江戸時代前期の大名。
常陸国下館藩主、のち讃岐国高松藩 初代藩主。
官位は従四位上・左近衛権少将、讃岐守、贈正三位。

水戸藩 初代藩主 徳川頼房の長子で、
“水戸黄門”こと2代藩主徳川光圀のお兄さんであり、
ご存知大政奉還の15代将軍徳川慶喜さんのご先祖様なのです!

つまり!
あの、徳川家康の孫で、
水戸黄門のお兄さんで、
徳川慶喜さんのご先祖様
  なのです。

松平頼重像(法然寺蔵)

で、ここ(自然教育園)が、この頼重さんのお家だったのです!

この頼重さんの弟が、
あの有名な「先の中納言 徳川光圀公(水戸黄門)」なのです。

水戸徳川家の2代藩主徳川光圀、諡(おくり名)は「義公」。

寛永5年(1628年)6月10日、水戸徳川家初代 徳川頼房の男子として水戸城下に生まれましたが、兄(頼重)を差し置いての世子(後継)決定が光圀の気持ちに生涯複雑なものを抱かせたといわれ、この兄(頼重)の次男綱條を自らの後継として据え「ねじれた関係」を修復せしめたと言う「義」を貫く「義公」にふさわしい硬骨漢な武将なのです。

ついでに言えば、この光圀公。
五摂家である近衛家から迎えた正妻である泰姫と言われた奥様に、結婚5年目で先立たれてしまうのですが、この愛する泰姫への「義」を貫いて、生涯側室を持たなかった!と言う徳川御三家の主人としても非常に珍しい男性なのです。

まさに「義」の人!

 
 
 

・・・つい最近、
「台風で折れてしまった!」とニュースになった、
大蛇の松(おろちの松)も、よく見れば樹齢約300年〜350年。

つまりこの松も、ただの大木と言うよりも、
この頼重さんの時代に、
頼重さんが植えさせて眺めた由緒正しい松なのです。

この松を見て、「龍のよう!」とか、「ドラゴンパワーを頂こう!」とか言う女性達も多いようですが、

そういうの、どうでもいい!!

 

初代水戸藩主 徳川頼房の男子として生まれながら、
弟の光圀(水戸黄門)に藩主の座を譲り、
讃岐高松12万石に封ぜられた頼重公が、
この白金台のお屋敷で、何を感じ何を考えていたのか?

https://labs.mapfan.com/etc/kochizu/

この敷地に足を踏みれた後世の人間として

なぜそこを見ない!

と思うのです。

 

 

暦を学ぶだけではなく、
旅に出かけるだけでもなく、

暦の知識に、
旅の知識をプラスして、
そこに
もともとの自分の興味関心を合わせて
暦と旅のある生活を楽しむのです。


大好きな歴史の中の出来事や人物が、
暦と旅の現生活の中に蘇って来て、
目の前にイキイキと再現されるような感動を
味わい続けているのです。

今、私は、
ここ渋谷区広尾にオフィスを構えて
毎日のお仕事をしていますが、

もう明らかに、
ここは東京ではなく、江戸!なんです。

いわゆる「江戸・東京ブーム」というものは、
時代を超えてなん度も繰り返されているようですが、

私は今日も、
歴史小説や新書、あるいはもっと高度な専門書を通して、
大好きな「江戸時代」に触れ、
同時に、最近では非常に便利に使えるようになって来た
「古地図」というものをめくりながら、
江戸と現代を行ったり来たりしながら、
本当にエキサイティングな毎日を楽しんでいます。

なぜ江戸が好きか?
というお話はまたいずれ・・・

 

 

 

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